借金発覚後の10年についても書いておきます。
借金が発覚して全額完済時、
「もう一度こんなことがあったら私たち、終わりだから。」
と釘を刺しました。
夫は気の毒にそれまで膨らんでいく借金を私にバレないように
なんとかしようという心の中に重荷があったんでしょう、
それがなくなったので晴れ晴れとしていました。
数々の挙動不審もそれからしばらくはなくなり
私も特に積立金のことに関しては3年にもわたって馬鹿みたいに騙されていたと
腹立たしかったですが、
夫が割りとまともになったので、彼も嘘をつき続けるのは苦しかっただろうと
同情もしました。
嘘をつかなくてよくなったら割りといい人でしたからね。
それにしてもそのせいで彼の信用情報は真っ黒になり、
今後最低でも5年、でも第三者に介入してもらった場合はもっと、という話だったので
たぶん7年はローンも組めないだろうと思い、家を買うことは諦めました。
その間、上の子の入園、入学、下の子の入園、入学。
最初は似たようなこじんまりした家に暮らしていた周りの人たちは
節目ごとにどんどんちゃんとした一軒家や分譲マンションに引っ越していきます。
正直、惨めでした。
それでもいつか、と思って私はお金を貯め、
夫もそれからはまじめに働いてくれ、収入も少しずつ増えていきました。
やっと普通に落ち着いて家庭生活を営んでいました。
まぁ、わりとね

そこに東日本大震災が起きました。
古いマンションだった我が家は相当揺れました。
家の中はめちゃめちゃになりました。
なのに引っ越した人たちはほとんどダメージがなかったようで
同じ地域で同じ地震に遭ったはずなのに受け止め方にかなり違いがありました

その後も余震が続いて怖くて怖くてたまらず、
次に大きな地震がきたらこのマンション、倒壊するわ・・・と
借金完済から4年ほどしか経っていませんでしたが、
もう買えなければ借りよう、と物件を少しずつ探し始めました。

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